片山まさゆきのノーマーク爆牌党(全9巻)
「爆牌」を武器にする爆岡と、彼に勝負を挑む麻雀プロたちが勝負をするお話です。もう10年以上前の作品だけど、麻雀漫画の金字塔と呼べる名作だと思います個人的には。
爆牌とは、相手の不要牌を狙い打つこと。例えば、下家が「223」の牌姿で「2」が鳴ければ絶好のテンパイって場合、わざと「2」を鳴かせて余った「3」で討ち取るという打牌なのです。普通に考えるとあり得ないですが、そこは漫画の世界だからってことで。手牌を読み切れる天才・爆岡ならではの必殺技! くーっ、爆岡かっこいい!
彼は、初期と後期のキャラが違いすぎてて違和感ありまくりですが、どっちかと言えば初期が好きだったかな。登場時に、見ず知らずの女性の顔面を思いっきり殴って「とっびまーん」と叫びつつ去っていく爆岡かっこよすぎる。後期の寡黙な爆岡もいいけど、やっぱり彼の魅力はこのへんにあると思います。しかも容赦なくグーパンチを入れてますから。
名作だけに名言も多いです。八崎の「全然オッケー」や「リードは守るもんじゃなく広げるものだ」は有名ですね。茶柱の「麻雀に『まぁいいか』などという打牌はない」なんて、「まぁいいか」な毎日を過ごす僕にとって耳の痛いお言葉もあります。
本作の主人公は爆岡だと思いたいけど、「主人公に想いを寄せるヒロインが存在する」というお約束から見ると、鉄壁が主人公になってしまうのか。いちおう、鉄壁目線で爆岡がライバルとして描かれてるし、宝燈美ちゃんも鉄壁に気があるみたいなので、認めたくはないけど鉄壁が主人公なんでしょうね。結局は努力を重ねて爆岡に勝ったし。でも、鉄壁にはまったく魅力を感じません。やっぱり、最後に敗れてしまったとは言え、あくまで自分のスタイルを貫いた孤高の天才・爆岡が最高にかっこいい!