2009年3月28日土曜日

よーし、4月1日はウソついちゃうぞ~

エイプリルフールをご存じですよね。4月1日にはウソをついてもいいという風習です。これが何となく嫌いで……

今年も、企業のサイトや個人のブログや、いたるところでエイプリルフールを楽しむネタが公開されるだろうし、日常においても、軽い冗談でゲラゲラと笑いあったりするのでしょうか。でも僕は、あの空気がちょっと苦手というか、違和感を覚えるというか。

だいたい、「ウソをつく」とわかってる日にウソをついたところで、いったい何が面白いのでしょうか。冗談を言う側は、相手を楽しませようとする意思は明白なわけで、となると、いざ自分が冗談を言われた場合、相手の気持ちを踏みにじることなく場を収めるには笑うしかありません。愛想笑いが苦手な自分としては、一年で最も愛想笑いが引きつる日にもなるわけです。あぁ、何てバイオレンスな日なんだ。

そもそも、「冗談」は万人に通じないものなんです。このブログも、普段から冗談を交えて書いてるけど、それが通じないこともよくあるわけだし(書いてる本人ですら、どこまで本気なのかわかんないので)。一般的にも、度が過ぎる冗談には「不謹慎だ!」と騒ぐ人もいるけど、不謹慎なネタが好きな人だって存在するわけだし。笑えるポイントは人それぞれなんだから、いくら「冗談を言って人を楽しませよう」と意気込んだとしても、相手を選ばないと失敗するんです。で、失敗は失敗で別にいいけど、4月1日に限っては、笑わせようとする対象を広げすぎてしまい、普段は接点のない相手まで巻き込んでしまう、という感じなのでしょうか。

例えるならば、エイプリルフールって、「(笑)」みたいなものですかね。冗談を言う側が自分で笑ってるだけの、究極の自己満足であると。あ~、たぶんそうです。僕が嫌いな「(笑)」にすごく似てます。そうか、これが違和感の原因だったのか。ということで、4月1日には、空気中に舞い散る花粉に交じって、「(笑)」がそこら中に飛び交っていると思われます。いつものように、花粉用マスクでガードできればいいんだけどなぁ……

てなわけで、以上の内容は冗談です。