2020年4月5日日曜日

薄汚いメスネコだったわ


なんとなくそんな予感がして仕事を休み、ひざの上で眠るメスネコを一日中なでていた。夜はいつも通り一緒にベッドへ入ったものの、23時半ごろから痙攣が始まり、0時を回ったあたりで息を引き取った次第。あえてエイプリルフールを外したのはメスネコなりに空気を読んだのかどうか。横たわる姿が薄汚かったので全身をきれいに拭いてやりました。

で、朝を待ってペット葬儀社へ。火葬直前、メスネコの周りに花を敷き詰めたところで係の人から撮影を勧められる。聞けば最期の姿を撮る人は多いみたいね。言われるがままスマホのカメラ越しに見た途端、不意に涙があふれて止まらなくなるわけですよ。ひとえにメスネコが薄汚かったせいに違いない。結局シャッターボタンを押せずじまいだったではないか。死してなおご主人様に迷惑をかけるとは。最後まで薄汚いメスネコでありました。

18年間ずっと一緒だったため、メスネコのいない生活にはしばらく慣れることができなそうです。今でも部屋へ帰るたびに出迎えてくれそうな気がしてなりません。この世にいない現実を受け入れる努力をしつつ、そのうち夢で会えるよう強く願いつつ、薄汚いメスネコファンの読者様へご報告申し上げます。ご愛読ありがとうございました。