2011年11月5日土曜日

「私、中身は男みたいなの」

「自分の性格を男っぽいと自称する女」ってたまにいます。竹を割ったような性格で、仕事をバリバリこなして、言うべきことをはっきりと口に出して、でも根に持たずさっぱりしてる私かっこいいでしょ? とでも言いたげな女性。あれって何なんですかね。

「『私、サバサバした性格だから』とアピールする女性は間違いなくサバサバしていない」という法則に似てる気がしなくもない。仮に同じだとすれば、男っぽいと自称してる女って、単に「そう見られたいだけ」か、あるいは「周りにそう思われてると勘違い」してるか。はたまた全然別の理由があるのか。うーん、謎だ……。

いずれにしても、自分の性格を男っぽいと自称する女って、なんかあざとい。いざとなったら「女」を前面に出して保護されようとしてそう。もっと言えば、昨今の女性優遇社会における「女性」という絶対的な聖域に身を置いたまま、都合よく男っぽさを利用してるだけに見えて嫌悪感を覚える。結局は女性を武器にしてるんじゃん、と思う……のは妄想しすぎでしょうか。まあいつものことか。

とは言え、僕はそんな女性様とは一生関わり合いにならないだろうから、どうでもいいと言えばどうでもいい話ではあります。不幸にも相対した場合は、「へー、○○さんって、男っぽいんだ。じゃあ、男性の愚痴を聞いてあげたり、男性と歩道を歩くときは車道側を率先して歩いたり、食事デートで男性がトイレに立った際に会計を済ませて相手が戻ってきて『いくらだった?』と聞いてきたら『いいよいいよ~。楽しかったね、また行こうね』と器の大きさを見せつけたり、ラブホに行ったらホテル代は全額払って体位は当然のように自分が上に乗って必死に動いて終わった後も甘い言葉をささやいてあげたりするの?」って聞いてみよう。もしそうなのであれば、男っぽいと認定して差し上げるのにやぶさかではないがな……。

しかし、とどのつまりは「女性様がそうおっしゃってるんだからそうなんでしょう」でありますから、「私、中身は男みたいなの」に対しては、「確かにそう見える~!」とか「えー、意外~!」とか適当に共感しておけば事足りると思われます。今まで書き連ねた主張は何だったんだと自分で突っ込みを入れたいところですが、何回も申し上げてる通り、昨今の女性礼賛社会において女性様を否定するのはタブーゆえご容赦ください。言いたいことも言えないこんな世の中なんです。ポイズンなんです。

それにしても、僕の主張もワンパターンすぎますね。でも、ブログだと匿名で言いたい放題書けてすっきりするなあ。なんかネチネチしてて女々しいのは自覚してますが。あっ、これはあれですよ、「私、中身は男みたいなの」に対して「僕、中身は女みたいなんです」とうまくまとまりそうな感じか。いやそうでもないか。

2011年11月1日火曜日

「何々力」に見る日本語の乱れ、且つそれに係る空目によって起こり得る事実誤認のおそれについて考察という名の妄想

どうでもいいけど、人間力、国語力、漢字力などなど、最近やたらと「○○力」って言葉が増えてますね。日本語としてはおかしいですが、正しい日本語とは時代とともに変わるからいいとしましょう。考えようによっては、語尾に「力」を付けるだけで簡単にニュアンスを伝えられて便利なフレーズだとも言えます。

それはそれでいいんだけど、「○○力」の「力」って、カタカナの「カ」と見間違えそうでややこしくないですか。漢字の「力(ちから)」とカタカナの「カ」って、単体で見ると見分けがつきません。そこでふと沸き起こった疑問をもとに問題提起してみます。カタカナの「カ」だと思っていた「カ」は、じつは漢字の「力(りょく)」だったのではないか。

「スイカ」はスイカではなくスイりょく。「うすらバカ」はウスラバカではなくウスラバりょく。「ホンジャマカ」は「ほんじゃ、ま」と会話を切り上げる力で「ホンジャマりょく」です。……って、いやいや、そんなわけないじゃないか。何なんですかホンジャマりょくって。いくらブログネタに困ったからといって、思い付きを書きたいがために無理やり問題提起するのは避けたほうがいいという見本ですね。ああ、心底どうでもいい話になりそうな気がしてきたぞ……。

いや、逆パターンならあり得るのではないか。つまり、漢字の「力(りょく)」だと思い込んでいたものがカタカナの「カ」である可能性。例えば、最近よく見聞きする「女子力」というお笑い用語、あれはじつは「女子か?」と疑問を呈する言葉なのではないか。

おお、意外に説得力がありそう。女性様がしきりに使いたがる「女子力を高める」とは、「自分は本当に女子か?」と自責の念を高めているのである。そうか、そうだったのか。初めて「女子力」という言葉を知ったときは耳を疑ったけども、これなら合点がいくよ。と、このへんで終わりましょうか。どうでもいいテーマでどうでもいい妄想をするのは楽しいですね!

どうでもいいついでに、次に登場する「○○力」を予想してみよう。女性様と歩くときに車道側を歩く「車道力(しゃどうりょく)」なんて出そうじゃないですか。あっ、それだったら、女尊男卑の風潮に乗っかっていかに女性様を尊重して差し上げられるかの「女尊力(じょそんりょく)」でいいのか。あとは、長髪を振り乱して「しゃあ! ンだコラ!」と相手を威嚇する「長州力(ちょうしゅうりょく)」とか、眉間にシワを寄せて肩を怒らせてチンピラみたいに歩く「竹内力(たけうちりょく)」とか……と、お約束の寒いおやじギャグを書いておこう。僕には「おやじギャグ力」が人並み以上に備わっていると僭越ながら自負しております。生きる上でまったく必要無いのは確かですが。

まあ、それ以上に備わっているのは漢字力ならぬ「感じ力」でありますゆえ、今後も「左手力」を高めていこうと思います。と、律儀に下ネタを書いて終わりにしましょうか。今宵も「下ネタ力」は健在でしたね!