テレビで「うすっぺら(薄っぺら)男子」なるものが放送されたらしい。横から見た体の厚みがCDケース1枚分の14センチぐらい、体脂肪率は13%前後、太らないために食べ過ぎないよう留意してるなどなど、要は異常に痩せてる男性を差すとのこと。それがいま流行してるとかモテるとか、まあいつも通りの煽り方だったみたいね。
従来なら「成人女性を(女の子の意で)女子と言いたいために成人男性を男子と称すのは気持ち悪いのでやめてください」と突っ込んでただろうけど、もう飽きたのでいいです。男子なら男子で構いません。むしろ、こういう造語は世の役に立ってるんじゃないかと思えてきたよ最近は。
なぜなら、たぶん世の女性様の反応は「もっと男らしく!」であり、オヤジ方の反応は「最近の男は情けない!」であると予想されるんだけど、そこを狙ってるように見えるからかな。「草食男子」と似たようなもので、単に女性様とオヤジ方に媚びてるだけ。女性様とオヤジ方に「けしからん!」と言わせてあげたいだけ。当の男性からすれば、「あーはいはい、今度はうすっぺら男子ですかそうですか、すごいですね」と棒読み以上の感想は持ちようがないのだけど、何かとストレスのたまる婚活女子(笑)や、家族のために頑張るお父さん(笑)の適度なガス抜きになれるなら意義はあるのではありますまいか。
そもそも、「薄っぺら」とかどう見ても侮蔑語ですわね。男女逆にして「うすっぺら女子」とは言わない(言えない)ところにマスコミ様のあざとさが垣間見える。ネタになるなら男性をいくら蔑んでも構わないという昨今の男性差別社会を端的に表してると言えます。妄想しすぎかもしれないが。
中年体型直前の僕はうすっぺら男子には程遠いわけですが、自分のことしか考えてなくて、他人はどうでもよくて、やたら自己を正当化したがって、笑えるぐらい人望が無くて、表面的にはきれいごとを吐くけど中身がまったく無いという、いわゆる人間的に薄っぺらいため、ある意味うすっぺら男子と言えるかもしれません。うーん、書いててむなしい。 ついでに、頭髪が薄っぺらくならないよう気をつけなきゃいけないです。家系は薄毛なんだけど。ははっ!
さて、当ブログ自体が薄っぺらいという事実が判明してしまったところで、例によって適当なおやじギャグを書いてお茶を濁すとしよう。「『うすっぺら男子』っていうか、僕の場合は『こすってら男子』かなあ、ははは!」あたりでどうですか。さらに薄っぺらくなったか。ていうかまた下ネタか!