2012年2月12日日曜日

チョコハラスメント

もうすぐバレンタインデー。クリスマスに次いで日本が誇る超どうでもいいイベントですね。と、毎年この時期に同じようなことを書いてる気がしてならない。でも言いたいことは我慢せずに書きます。

例年の主張をおさらいしますと、「チョコが欲しいわけじゃないのに、興味が無いと言ってしまうと強がりに見られてうざったい」「ということで渋々ながら『チョコ欲しいなあ』と表明するのが社会人としてのたしなみなんだろうけど、なんかむかつく」あたりか。茶番が苦手な自分には苦痛以外の何物でもなく、ただひたすらに、一日が過ぎるのをじっと待つのみです。

ところで、「義理チョコ」って慣習があるけども、あれって上から目線だと思いませんか。誰も頼んでないのに「欲しいんでしょ?」とでも言わんばかりの押し付けがましさ。だから僕は義理チョコが嫌いです。こんなバイオレンスな慣習は一刻も早く廃れてほしい。

義理チョコの構図はセクハラに通じるものがあって、「本人が意図しなくても相手が不快に感じればセクハラ」の理論と似てると思います。「欲しがってもない相手に無理やりチョコを押し付け、喜びの意の表明を強要し、挙げ句にはホワイトデーのお返しをするべきか否かの不必要な気を遣わせる」という一方的な暴力。これをハラスメントと言わずして何と言うのか。チョコレートハラスメント、略してチョコハラとでも名付けてみよう。

それに、義理チョコは女性からしても迷惑な話じゃないのだろうか。そういう慣習があるから仕方なく従ってるだけでは。言うなれば年賀状みたいなもので、書きたくないけど書かないと非礼な人に思われるから仕方なく書くという。こういう非合理的な慣習は時代とともに消えていってほしいと切に願います。

義理チョコだけじゃなく、そもそもバレンタインデーそのものも好きではないです。特に最近のバレンタインデーって、女性を不自然に礼賛しすぎてて気持ち悪い。メディアが女性に寄りすぎてるというか、女性の自尊心を守って差し上げたいのかどうか「なんだかんだ言っても男性はチョコを欲しがってますから恵んであげれば喜びますよ」的な取り上げ方をするのがカンに障って仕方ない。男性蔑視もいい加減にしてほしいわ。

だいたいね、男性が女性にプレゼントしたらセクハラだのストーカーだのと言われかねない時代に、なぜ女性からのプレゼントは無条件に賞賛されるのか疑問に感じる。でも、バレンタインデーって要はそういうことですよね。女性様のすることは崇め奉らなければならない、という昨今の女性賛美社会の縮図です。って、うわー、お好みソースっぽいなこの言いぐさ。

と、そんな前置きを経て。

いよいよバレンタインデーですね! なんだかんだ言いつつも、一つももらえないと寂しいので、義理チョコでもいいから恵んでほしいなあ。義理チョコをくれた人には、ホワイトデーに「義理チ○コ」をお返しします。ついでに極太のチョコバナナもプレゼントします。もれなくホワイトも付けて差し上げますよ!

どうでもいいけど、義理チョコって何回も書いてたら、B’zのギリギリチョップが頭に流れてきた。義理義理だけに、はははっ。

さて、結局は下ネタとおやじギャグを言いたかっただけなのが判明したところで、お願い寒い目で見つめないでよぉ、とイナバさん風にまとめて終わります。読者様、今日も義理閲覧ありがとうございました。