2010年3月3日水曜日

死んだ男子を逆さから読んでも死んだ男子

「『死んだ男子』って、逆さから読んでも『しんだだんし』になるじゃん! これ、マジやばくね? 超うけるんですケド!」

ふと思いついたけど、どうすればよいかわからず、とりあえずブログに書いてみる。友人に電話するほどでもないしねぇ……。

誰かの葬式に参列した際に、隣の人に教えてあげよう。そうしよう。

コンビニハラスメント

さっきコンビニに行ったら、また不快な気分にさせられた。あれはさすがにやりすぎだろう……。

内容はいつもの通りなので省略します。そして、なぜ自分はコンビニにここまで腹を立てるのかを考えて出た結論。それは「確認がウザったいから」ではないか。

「よろしかったでしょうか」や「させていただきます」や「~のほう」などの不自然な敬語は置いておきましょう。もともと、そこに怒ってるわけではないから関係ないです。それよりも、僕のイライラの原因は、「~してもよろしいでしょうか?」といちいち確認される点に尽きます。

「温める際に袋の端を開けてもよろしいでしょうか?」や「袋は温かいものと冷たいものを一緒にしてもよろしいでしょうか?」や「おしぼりは入れてもよろしいでしょうか?」や「お釣りが細かくなってもよろしいでしょうか?」などなど、そのつど「はい、いいえ」の返答をしなきゃいけないのが嫌なんです。そんなの、勝手にすればいいじゃないかっ……!

いや、これ、マジで思いませんか。「お釣りが細かくなってもよろしいでしょうか?」と聞かれて、「いやそれは困ります」って返答したところで、お釣りが細かいのしかなくてそう言ってるんだから、どうしようもないじゃないですか。この質問自体が無意味ですよね。「お釣りが細かくなりますが……」って断りながら渡せばいいだけじゃん。そうしてくれれば、はいもいいえも返答しなくていいからスムーズだと思うんだけども。

うーん。「よろしいでしょうか?」としつこく確認される行為を、ここまでウザったく感じるのは自分だけなんだろうか。

数少ない女性読者に質問です。男性とホテルへ行ったとして、「部屋はここでいい?」や「お茶を飲んでもいい?」や「服を脱いでもいい?」や「シャワーを浴びてもいい?」や「電気を消してもいい?」など、いちいち言葉にして確認してくる男性をどう思いますか。極端な例ですが、コンビニにおける自分の心境はそれに近いものがある。これで伝わるでしょうか。

憶測してみると、「温める際に袋の端を開けてもよろしいでしょうか?」って先に断っておかないと、後からギャーギャー騒ぐ客がいるかもしれないといった観点もあるのかな。そう考えると、コンビニに同情できるというか、もとはと言えば、そういったクレーマーが元凶なのかもしれません。

企業はサービスという価値を提供し、客はその対価にお金を支払う、いわば「等価交換」のはずなのに、なぜか「お客様は神様です」というフレーズが一人歩きしてる社会には違和感を抱かずにいられません。だから、客側になると態度が尊大になる人ってよくいるけど、僕はそんな人が大嫌いだ。って、話がそれました。こんなマジトークしても話はふくらまないですね。

とにかく、ことごとく確認されるのはウザさの極みなんです。コンビニも銀行のATMみたいに自動化すればいいのに。欲しい商品のボタンを押して買い物をする機械です。ただそうなると、機械音声で「ヨロシイデショウカ?」と同じことを聞かれそうな気もしますが……。それにイラついて「はい」ボタンを連射してる自分が見えます。想像するだけで笑える、いや、ウザい……。

このウザったいやり取りを回避するため、自分で先に言ってしまう手もあるかも。惣菜パンと冷たいコーヒーを買う場合、レジの前に立って「すみません、ポイントカードは持ってません。パンは温めお願いします。袋の端は空けていいですよ。で、おしぼりはいりません。あっ、袋は一緒に入れてもらってもいいですので……」と一気にまくし立ててから、おもむろにパンとコーヒーを差し出す。って、やっぱり難しいか。あぁ~、僕はいったいどうすればよいのでありましょうか。「そんなに嫌なら、コンビニへ行かなきゃいいじゃん」ですかね、やっぱ。

今風に言えば「コンビニハラスメント」であり、店員さんにその気がなくても、客が不快に感じるんだから立派なハラスメントである。と、セクハラの理不尽な定義「女性が不快ならセクハラ」を当てはめてもいいかも。略して「コンハラ」ですかね。セクハラ理論を適用して、「何なの、あの店員! 私がムカつくんだからこれはコンハラだわ! きぃ~っ」でしょうか。

しかし、これだけ「○○ハラ」という言葉が増えてきた昨今、「○○ハラ」って名前の人はびくびくしてるのでは。そのうち自分の名前とかぶるのではないかと、ちょっとだけ懸念している今日このごろ……。

あっ、確認なのですが、「そのうち自分の名前とかぶるのではないかと、ちょっとだけ懸念」してもよろしいでしょうか?

水道男子(笑)

節約のためペットボトル飲料ではなく水道水を飲む男性を「水道男子」と呼ぶらしい。

草食男子、スイーツ男子、弁当男子に続き、またバカバカしい言葉が作られてしまったか……。流行させたくても流行しないと思いますけども、いい加減うんざりさせられるのは確かです。水道水を飲んで「水道男子」って、ねぇ。

どうでもいいことに価値があるかのごとく見せて消費を喚起させたいのか、日常から一点だけを切り取って「いま、これがブーム!」とあおって経済効果を高めようとしてるのか知らないけど、いずれにしてもくだらない。って、ああ、この手のネタに過剰に反応する僕こそ、マスコミの思うつぼなんでしょうか。一番踊らされてるのは自分じゃないかって気がします。

以前からさんざん書いてるように、上記の理由よりは、「女性を女子と呼ぶ違和感を緩和するため」が真意だとは思ってるけども。水道男子や弁当男子など「男子」というフレーズを垂れ流すのは、「男性が男子だから、女性は女子である」理屈を正当化するため、「女子」の対概念として無理やり流行させようとしてるだけです。「○○男子」の「○○」に重要度はなく、単に「男子」を世間にはんらんさせたいだけの話なのだと。

にしても、水道男子ってなぁ。関西弁が嫌いな自分でも、関西芸人風に「そのままやないか!」と突っ込みたい気持ちでいっぱいです。そんなこと言い出したら、パンよりもお米が好きな「お米男子」とか、入浴が好きな「風呂男子」とか何とでも言えますよね。果ては、檀紙町に住んでたら「檀紙男子」となるじゃないですか。高松市民にしかわからないローカルネタで失礼します。

マジレスついでに書くと、こういったマスコミの地道な活動により、最近は男性を男子と呼ぶ女性が増えてますが、「男性をどう呼ぶか?」って、女性を判断するバロメーターにはなります。あくまで僕の基準ではありますけども、その「上から目線(笑)」を書いてみると……。

「男」か「男の人」なら可かな。普通です。「男性」はちょっと堅苦しいけどまあ許容範囲でしょう。「殿方」や「オス」とネタっぽく呼ぶのはおもしろいからありです。でも、「メンズ」や「男の子」になるとちょっと鼻で笑わざるを得ない。で、「男子」と呼ぶ女性は、すみませんがイタタタタ。ギャグで言ってるならシニカルで自分好みなんだけど、本気で言っちゃうとアウトです。痛すぎます。今風に言うと「イタージョ(痛女)」ですかね。

僕みたいな痛男(イタメン)が、世間の痛女(イタージョ)をバカにするなんて、「目くそ鼻くそを笑う」ということわざの存在に感謝するほかありません。先人の言葉には含蓄がある。

って、ちょっとマジトークしすぎたなぁ。僕としたことが、いつになくムキになってしまった。あっ、これにならえば「ムキ男子」でしょうか。と、また下ネタになっちゃった。念のため、ピンとこない人のために、どのへんが下ネタなのか説明しますと……。いや、やっぱ、それはベールに包んでおこう。

サラリーマン川柳(笑)

毎年、保険会社が企画している「サラリーマン川柳」をご存じですか。世のお父さんたちには受けがよく、昨年の作品であれば、「しゅうち心 なくした妻は ポーニョポニョ」「ひさしぶり ハローワークで 同窓会」「ぼくの嫁 国産なのに 毒がある」がベストスリーだそうです。でもあれ、まったく笑えないんだけど……。

「シャレにならないから笑えないよ」ではなく、「全然おもしろくないから笑えないよ」です。いや、まじで、どこにどうおもしろさを感じればよいのか途方に暮れます。むしろ嫌悪感が先に立つのは否めない。

笑いどころなんて人それぞれだから、「どこがおもしろいの?」って疑問を呈するのはヤボなんだろうけど、例によって「なぜ世間ではおもしろいとされているのか」を考察(という名の妄想)してみよう。

確かに「うまいこと言ってるなぁ」と感心はします。でも笑えない。どうしても寒い。

「このオレに あたたかいのは 便座だけ」
「減っていく ボーナス・年金 髪・愛情」
「昼食は 妻がセレブで 俺セルフ」

過去の作品からは、「家族のためがんばって働いてるのに、妻にも娘にもけむたがられるサラリーマン」を演じて自虐する傾向が見て取れます。しかも、「今どきこんなオヤジいるのか?」と突っ込まざるを得ない古典的なサラリーマン像。仕事帰りに屋台で一杯ひっかけて寿司折りを持って千鳥足での帰宅途中に立ちションしてたら自転車に乗ったおまわりさんに注意されちゃうような、そんなステレオタイプなオヤジです。

寒く感じる理由はこのあたりですかね。自虐が寒いのと、視点がやたら古風なのが寒いのと、あとは、皮肉は皮肉だけど健全なラインを守ってるのがあざとく見えて寒いのかな、たぶん……。

いつも通り憶測で結論付けてみます。ステレオタイプな像の自虐が受けるのがサラリーマン川柳なのだけど、僕から見るとあまりにも卑屈すぎて気持ち悪いから嫌いだ……これでどうでしょうか。今はまったくおもしろく感じないけど、今後、サラリーマン川柳で笑えるときがくれば、それは自分が年をとったってことでしょう。願わくは、そんな日が来ないことを祈ります。

さて、結論が出たところで話を変えて、「サラリーマン川柳」ならぬ「独身川柳」なんてどうでしょうか。じつは最近、川柳に触れる機会があって、川柳って意外におもしろいな~と思ってる次第です。テーマを自分で決めるのはどうかと思いますが、細かいことは置いといてここで一句。

「女の子 話しかけても 逃げられる」
「『非婚派だ!』 でも本当は 妻ほしい」
「左手と 愛し合うのは もうあきた」

いかがですか。「強がってても、じつは彼女がほしいし結婚もしたいんです。でも女の子に相手にされなくてさみしーっ!」という、これもステレオタイプな独身男性を演じてみました。女性を持ち上げるような感じで。

「『子はいいよ♪』 言ってる彼が こわい~よ」
「守りたい あいつは嫁を オレ金を」
「スイーツや つわものどもが 夢のあと」

既婚者や女性を皮肉の対象として、「独身最高!」なノリで本音を書くと微妙ですね。やっぱり、サラリーマン川柳と同じくステレオタイプな独身像を前面に出すのが無難でしょうか。しかし、自分で考えて自分で批評するだなんて、いくら僕が一人遊び好きとは言え、むなしさの極致ではないだろうか……。まあいいけど。

いずれにしても、川柳ってそもそも「ゲラゲラ笑えるほどおもしろい」ものではなく、「クスッと鼻で笑う」程度のものではないかと疑念がもたげてきました。「これめっちゃおもしろいじゃん!」と腹をかかえて笑える川柳、どなたかご存じでしたら教えてください。って、そういや、こういうのが得意な先輩がいました。何せ彼は「元ハガキ職人」だからねえ。

そんな彼に、「サラリーマン川柳っておもしろくないですよね?」と聞いてみたら、「いや、おもしろい」と想定外の答えが返ってきたところで終わります。うーん、サラリーマン川柳って奥深い。