節約のためペットボトル飲料ではなく水道水を飲む男性を「水道男子」と呼ぶらしい。
草食男子、スイーツ男子、弁当男子に続き、またバカバカしい言葉が作られてしまったか……。流行させたくても流行しないと思いますけども、いい加減うんざりさせられるのは確かです。水道水を飲んで「水道男子」って、ねぇ。
どうでもいいことに価値があるかのごとく見せて消費を喚起させたいのか、日常から一点だけを切り取って「いま、これがブーム!」とあおって経済効果を高めようとしてるのか知らないけど、いずれにしてもくだらない。って、ああ、この手のネタに過剰に反応する僕こそ、マスコミの思うつぼなんでしょうか。一番踊らされてるのは自分じゃないかって気がします。
以前からさんざん書いてるように、上記の理由よりは、「女性を女子と呼ぶ違和感を緩和するため」が真意だとは思ってるけども。水道男子や弁当男子など「男子」というフレーズを垂れ流すのは、「男性が男子だから、女性は女子である」理屈を正当化するため、「女子」の対概念として無理やり流行させようとしてるだけです。「○○男子」の「○○」に重要度はなく、単に「男子」を世間にはんらんさせたいだけの話なのだと。
にしても、水道男子ってなぁ。関西弁が嫌いな自分でも、関西芸人風に「そのままやないか!」と突っ込みたい気持ちでいっぱいです。そんなこと言い出したら、パンよりもお米が好きな「お米男子」とか、入浴が好きな「風呂男子」とか何とでも言えますよね。果ては、檀紙町に住んでたら「檀紙男子」となるじゃないですか。高松市民にしかわからないローカルネタで失礼します。
マジレスついでに書くと、こういったマスコミの地道な活動により、最近は男性を男子と呼ぶ女性が増えてますが、「男性をどう呼ぶか?」って、女性を判断するバロメーターにはなります。あくまで僕の基準ではありますけども、その「上から目線(笑)」を書いてみると……。
「男」か「男の人」なら可かな。普通です。「男性」はちょっと堅苦しいけどまあ許容範囲でしょう。「殿方」や「オス」とネタっぽく呼ぶのはおもしろいからありです。でも、「メンズ」や「男の子」になるとちょっと鼻で笑わざるを得ない。で、「男子」と呼ぶ女性は、すみませんがイタタタタ。ギャグで言ってるならシニカルで自分好みなんだけど、本気で言っちゃうとアウトです。痛すぎます。今風に言うと「イタージョ(痛女)」ですかね。
僕みたいな痛男(イタメン)が、世間の痛女(イタージョ)をバカにするなんて、「目くそ鼻くそを笑う」ということわざの存在に感謝するほかありません。先人の言葉には含蓄がある。
って、ちょっとマジトークしすぎたなぁ。僕としたことが、いつになくムキになってしまった。あっ、これにならえば「ムキ男子」でしょうか。と、また下ネタになっちゃった。念のため、ピンとこない人のために、どのへんが下ネタなのか説明しますと……。いや、やっぱ、それはベールに包んでおこう。