どうでもいいけど、人間力、国語力、漢字力などなど、最近やたらと「○○力」って言葉が増えてますね。日本語としてはおかしいですが、正しい日本語とは時代とともに変わるからいいとしましょう。考えようによっては、語尾に「力」を付けるだけで簡単にニュアンスを伝えられて便利なフレーズだとも言えます。
それはそれでいいんだけど、「○○力」の「力」って、カタカナの「カ」と見間違えそうでややこしくないですか。漢字の「力(ちから)」とカタカナの「カ」って、単体で見ると見分けがつきません。そこでふと沸き起こった疑問をもとに問題提起してみます。カタカナの「カ」だと思っていた「カ」は、じつは漢字の「力(りょく)」だったのではないか。
「スイカ」はスイカではなくスイりょく。「うすらバカ」はウスラバカではなくウスラバりょく。「ホンジャマカ」は「ほんじゃ、ま」と会話を切り上げる力で「ホンジャマりょく」です。……って、いやいや、そんなわけないじゃないか。何なんですかホンジャマりょくって。いくらブログネタに困ったからといって、思い付きを書きたいがために無理やり問題提起するのは避けたほうがいいという見本ですね。ああ、心底どうでもいい話になりそうな気がしてきたぞ……。
いや、逆パターンならあり得るのではないか。つまり、漢字の「力(りょく)」だと思い込んでいたものがカタカナの「カ」である可能性。例えば、最近よく見聞きする「女子力」というお笑い用語、あれはじつは「女子か?」と疑問を呈する言葉なのではないか。
おお、意外に説得力がありそう。女性様がしきりに使いたがる「女子力を高める」とは、「自分は本当に女子か?」と自責の念を高めているのである。そうか、そうだったのか。初めて「女子力」という言葉を知ったときは耳を疑ったけども、これなら合点がいくよ。と、このへんで終わりましょうか。どうでもいいテーマでどうでもいい妄想をするのは楽しいですね!
どうでもいいついでに、次に登場する「○○力」を予想してみよう。女性様と歩くときに車道側を歩く「車道力(しゃどうりょく)」なんて出そうじゃないですか。あっ、それだったら、女尊男卑の風潮に乗っかっていかに女性様を尊重して差し上げられるかの「女尊力(じょそんりょく)」でいいのか。あとは、長髪を振り乱して「しゃあ! ンだコラ!」と相手を威嚇する「長州力(ちょうしゅうりょく)」とか、眉間にシワを寄せて肩を怒らせてチンピラみたいに歩く「竹内力(たけうちりょく)」とか……と、お約束の寒いおやじギャグを書いておこう。僕には「おやじギャグ力」が人並み以上に備わっていると僭越ながら自負しております。生きる上でまったく必要無いのは確かですが。
まあ、それ以上に備わっているのは漢字力ならぬ「感じ力」でありますゆえ、今後も「左手力」を高めていこうと思います。と、律儀に下ネタを書いて終わりにしましょうか。今宵も「下ネタ力」は健在でしたね!