2011年2月13日日曜日

椿まつりと気温上昇の因果関係について考察という名の妄想

社交辞令が嫌いな自分は、「椿さんが終わって暖かくなるねぇ」という意味不明なあいさつが苦手です。だって、椿さんと気温の上昇は何の関係もないじゃないですかっ……!

と、この時期になると毎年書いてる気がするため詳しくは省略します。二年連続で同じような日記を書くのは何だか気恥ずかしい。「読者がいちいちそんな昔のこと覚えてるわけないだろ」と突っ込まれるのを懸念しつつ、本当に覚えてなくて時間に余裕がある読者様(いわゆるひまな人)は、画面の検索フォームから過去記事をご覧ください。と、親切に書いてみて前置きとさせていただきます。

そんなわけで、昨年と内容がかぶらないように書きます。前述のあいさつが嫌いな僕としては、今週末の冷え込みが嬉しくて仕方ない。椿さんが終わったのに寒いじゃん、ざまーみろ。と勝ち誇った気になってるけど、いったい誰に勝ったのかよくわからないところではあります。思考が小学生並みなのは気のせいではあるまい。

どうしても「椿さんが終わって暖かくなるねぇ」と言いたい人には、「椿さんが終わっていったんは冷え込んでるけど数日後には暖かくなるねぇ」と正確を期すことをおすすめしますが、そもそも「椿さんが終わって暖かくなるねぇ」と言いたい人は、「椿さんが終わった今の冷え込みが最後ですぐに暖かくなるねぇ」と言い張るだろうし、また来週末に冷え込んだとしても「椿さんがきっかけで寒暖を繰り返して暖かくなるねぇ」と切り返すだろうし、「椿さんが終わって暖かくなる」事実はどうやっても揺るがないではないですか。

ということで、「椿さんが終わって暖かくなるねぇ」とは、こじつけに聞こえるけども、実際はものすごく理に適った言い回しと言えます。うーん、こんな展開になるとは予想外だけど、何だか勉強になったなあ。

この理屈に当てはめると、逆に「椿さんが終わって寒くなるねぇ」とも言えるのではないか。「椿さんが終わって(いったんは冷え込んでるけど数日後には暖かくなってそのうち梅雨が来て夏と秋と冬を経て来年の椿さんの前にはまた)寒くなるねぇ」のカッコ内を略せば「椿さんが終わって寒くなるねぇ」です。一年周期で考えると「椿さんが終わって海水浴のシーズンだねぇ」や「椿さんが終わって正月の準備が忙しいねぇ」など何とでも言えますが、果たして使う機会があるのか問われると返答に詰まるところです。

とりとめもなく書いてみましたが、一つだけ確かなのは、「『椿さんが終わって暖かくなるねぇ』という社交辞令を言われるのは自分が原因であり、相手と距離が近ければこんなどうでもいいことを言われないのだから、他人を批判する前に己が反省するべきである」でしょうか。おっと、何の脈絡もなく唐突に結論を出してしまった。でも、このへんが真理なんでしょう。仰々しいタイトルをつけたわりに、身もフタもない結論になってしまったぞ……。

であれば、今日の日記を書くのに費やした時間がむなしい。「『椿さんが終わって暖かくなるねぇ』を否定する記事を書き終えたら寒くなったねぇ」であります。あー、ほんとに寒くなったねぇ……。