2015年2月19日木曜日
豚太郎メモリーズ
ひさびさに豚太郎でチャーシューメン頼んだら思いのほか多くて食べ切れず残しそうになった。つい最近まではみそラーメンにやきめしを追加しても普通にたいらげてたのに。いわゆる食が細くなったってやつでしょうか。寄る年波には勝てんな。まだ言うほど歳でもないけど。
豚太郎は愛媛県民のソウルフードと(一部では)呼ばれてますがまさにその通りだと思います。小さいころ、家族での外食といえば豚太郎だったのであり、大人になって働き出してからも頻繁にお世話になってるのであり、ラーメンと言えば豚太郎。安くて手軽なお店ということでついつい立ち寄ってしまうのは自分だけではあるまい。
家族での外食と言えば思い出す。豚太郎に行くと結構な確率で同級生と遭遇するので、恥ずかしくなって行かなくなった小学生当時を。子供ってそういうの照れるじゃないですか。家族と仲のいい自分がかっこ悪いみたいな。いま考えるとあほみたいな理由なのですが、幼かった自分は至って真面目に反抗していました。当時のパパンとママンの気持ちを慮るとやりきれなくなる。いまさらですがすみませんでした。
そんな悲しい思い出はさておき。2年ほど前だったか、仕事を辞めて頭をケガして実家でニートしてた不遇な時期の話。あまりにも暇すぎてママンを昼に誘ったんですよ。親でもいいから話し相手が欲しかったという気分だったのかどうかはわからんが。二人で一緒に車で豚太郎へ向かい、僕はチャーシューメンを、ママンは塩ラーメン(だったかな?)を頼み、雑誌を読みながら無言で箸を進めていました。読んだのは確か週刊実話(笑)だった気がする。どうでもいいけど。
黙々と食べ終えて顔をあげると、ママンも無言で麺をすすっていた……のですが、食べるペースが異常に遅い。しかも、「食べる?」などと食べかけの器を差し出してくる意味不明さ。いやいや、僕が他人の食べ残しを食べるわけないじゃん。さらには「せっかくごちそうになるのに残すと悪い」などとほざき出す始末であります。いや待て、誰がおごるって言ったんだ! まあ、500円ぐらい普通におごりましたけど。いくらニートとは言えその程度の蓄えはあったのです(わらい)
それにしても、必死に麺をすするママンを思い出すとなぜか切なくなる。年寄りが食事する姿ってこみ上げてくるものがないですか。胸が締め付けられるとはこういう心境を差すのであろうか。あのとき食べてあげればよかったなあ、と、いまになって思う。
てか、ママンが死んだみたいになってるけど健在ですので誤解なきよう。それと、男性蔑視がひどい昨今においては、男性が母親と仲良くするだけでマザコンのレッテルを貼られるのが常でありますが、それで言えば僕はマザコンなんでしょうね。母親を大事に思う男がマザコンと呼ばれるなら僕はマザコンで構いません。最近会ってないし、今月あたりひさびさにママンを誘ってみようか。そのときは残しそうな分を食べてあげるようにしよう……とか書いてると逆に僕の死亡フラグみたいだが(わらい)
なぜだか普通の日記になってしまった。明日の朝読み返して「あああああ~」って頭を抱えそうな内容だけどいいんだ、たまには。