2010年10月23日土曜日

断捨離(笑)

「断捨離(だんしゃり)」という言葉があるらしい……。

先日知った聞き慣れない三字熟語です。調べたところ、どうも最近はやっている造語みたい。以下、an・an(笑)のサイトから引用しますと、「断捨離とは、自分とモノとの関係を問い直し、不要・不適・不快なモノとの関係を『断ち・捨て・離れ』ということ。つまり、思い切ってモノを手放すことで、空間・時間・エネルギーにゆとりが出て、それが気持ちのゆとりにつながる。引き算の法則で人生の停滞を取り除き、新陳代謝を促すのです。あなたも『断捨離』で新しい人生をはじめてみませんか?」とのことです。

この「断捨離」って、僕の嫌いな要素がこれでもかと詰まってて、まさにネタにしてくれと言わんばかりだな……。空間(笑)だのエネルギー(笑)だの、引き算の法則(笑)だの新陳代謝を促す(笑)だの、人生の停滞(笑)だの新しい人生(笑)だの、ひと言で言えば「バカですか?」でしょうか。スピリチュアル臭とスイーツ臭の入り混じった香ばしさで鼻が曲がりそうです。ついでに、どことなく宗教と似た部分を感じるのは気のせいではあるまい。

どうでもいいけど、「自分とモノとの関係を…」の「モノ」はなぜ片仮名になってるのか。「モノ」とか「コト」とか「ココロ」とか「カタチ」とか「コトバ」とか、やたら片仮名で書きたがる人ってたまにいるけど、頭悪そうに見えて仕方ない。それがイマドキでステキなコトだとしても、バカマルダシでミットモナイとオモイマス。

おっと話がそれた。ちなみに、断捨離を行う人は「ダンシャリアン」と呼ばれるらしい。うーん、ダンシャリアンねぇ……。オバタリアンとかジャイアンを連想してしまうのは致し方ないところではあります。パリジェンヌをもじって「ダンシャリーヌ」とか、「断捨離女」と書いてダンシャリージョと読ませるとか、もっとほかに言い様があったのではないでしょうか。「断捨離女子」や「断捨離ガール」よりはマシかもしれませんが。「断捨離男子」と韻を踏むのはオサレでいいと思うけど、こんなくだらないことに飛びつくのはたぶん女性が多いだろうから需要はないかも。あ、露骨に書いてしまったけどまあいいや。

ていうか、断捨離って定義自体が矛盾してませんかね。「断ち・捨て・離れ」を説く断捨離そのものが断捨離できるじゃん……と、身もふたもない突っ込みを入れてみよう。「断捨離を断捨離」です。でも、結局は個人の自由だから、やりたい人は勝手にどうぞってことで。

そんな感じに、例によって流行を否定してみましたがいかがでしょうか。いったい何なの断捨離って……と、さんざん否定して書き進めるごとに不安がよぎります。そう、この日記自体が壮大な前フリであって、数ヵ月後には断捨離にはまり、部屋の掃除をしてゴミが大量に出ただけなのに「断捨離なう♪」とか嬉々としてブログに書いてる気がしてならない。うわー、いやすぎる!それだけはやめてくれお好みソース!

かく言う自分は、某知人にもらったオナホールさんとの関係を見つめ直しています。これも一種の断捨離か。使いたい欲望を断つ。不要なもの……っていうか、使ったものは捨てる。そして愛着はあるけど離れるべく取り組んでいます。「その前に、ブログに下ネタを書くのを断捨離すればいいのに」と頭をもたげましたが、一部ファンがいらっしゃるらしいので不本意ながら書いている次第です。ふう、読者様の期待に応えるのも楽じゃない。いつも時間を無駄にしてのご愛読ありがとうございます。今後もひまな読者様のため身を粉にして執筆いたします!

「まず断捨離すべきは、お前の過剰な自意識じゃね?」ですかそうですか。ああ、自意識過剰ですみません。