2012年6月14日木曜日

山伏ガール(笑)

山ガールの発展系で「山伏ガール」というのがあるらしい。従来の山ガールにパワースポット巡りなどスピリチュアルな要素を加えて女子力をアップさせたい女性をそう呼ぶようで。

山ガール自体はよくわかりませんが、発展系の山伏ガールについては、パワースポットだのスピリチュアルだの女子力だの、笑わせようとしてるのはわかる。わかるんだけど、ちょっと狙いすぎな感は否めません。山伏ガールって、ねえ……。

あ、最近気付いた事実があるんですよ。今までは女子もガールも一緒くたにして「いい歳した女性は女子でもガールでもないから!」と否定してたんだけど、じつは騙されてたのかもしれない。もしかすると、「何々ガール」というのは「女子」を正当化させるためのカモフラージュ的な造語ではないのだろうか。

「山伏ガール」などの「○○ガール」については、「また○○ガールかよ~(笑)」と世間も笑い話で済ませるだろうし、日常でも「ガール」はほとんど聞きません。対して「○○女子」だと、「また○○女子かよ~(笑)」の反応は同じだとしても、日常に「女子」はすでに浸透してしまっている。すなわち、世間に流布する「ガール」とは「女子」の隠れ蓑に過ぎないのだ。そう、俺たちはメディアの壮大な陰謀に踊らされていたんだよ! な、なんだってー! ではないでしょうか。最後はキバヤシ風に読んでください。

最初に無理な条件をふっかけておいて後から本命を提示する営業手法みたいなものかね。「こちらの100万円の商品がおすすめですよ」と案内し、高くて買えませんという反応を引き出してから、ではこの50万円のではどうでしょう、みたいな感じかな。似てると思うけど違うんでしょうか。「今は『○○ガール』が流行ってますよ」「ガール? 無いわ!(笑)」「ハハハ! ですよね(笑)じつは、こちらの『○○女子』も流行してるんです」「女子かあ。まあそれぐらいならアリかなあ」という。どうですか。よし、無いな。クロ高の神山風に言うと「なワケねーだろ!」だな。

いずれにしてもですね。山ガールでも山伏ガールでもどうでもいいけど、ガールはせめて二十歳までだと思うので、それを超えた女性は山伏ガールではない。日本語には「やまんば」という適切な言葉があリます。