味噌や納豆や、最近よく聞く塩麹など、発酵食品を作ったり食べたりする女性を「発酵女子」というらしい。
さて、「そのままだな!」という突っ込みを頭の中でリフレインさせながら、おなじみ、お好みソースのワンパターン劇場を開幕するといたしましょうか。パフパフパフ~。
いい歳した女性は女子じゃない。せめて二十歳までだと思う。はい、以上を棒読みでお願いします。
読者様におかれましては、ウンザリしながら読んでるでしょうが、僕も負けず劣らずウンザリしながら書いてます。ああ、何なんでしょうこのむなしさは。いい加減、メディアはこういう「何々女子」を垂れ流すのをお控えいただきたい。そりゃ、女性より女子のほうが語感が良いから「何々女子」なんだろうけど、額面通りに「女性=女子」と受け取る女性様が多くて気持ち悪い。というか、女子と言いたい女性様の免罪符になってるだけだよ。もう手遅れなんでしょうけど。
しつこく言わせていただきますが、いい歳した女性が女子を自称するだなんて、厚かましいこと極まりないし、厚かましいこと極まりないし、厚かましいこと極まりない。周囲への迷惑をわかっていないさまは、おこがましくて、無神経で、不躾で、厚顔無恥で、傍若無人で、この上なく腹立たしいです。もういい加減にしてください! きぃ~っ!
そんなに女子と言いたいなら、キン肉マンみたいにオデコに「女子」って書いてあげるからマジックを貸しなさい。あるいは「私は女子です」と書いたタスキを肩からかけて暮らすか。それぐらいしてもらわないと怒りはおさまらないぞ! はあはあ。
ふう。言いたい放題に書くとすっきりした。まあ、あれですよ。周囲を不快にするという観点で考えると、「女子」という言葉はワキガや口臭に似た部分があるよね。指摘しづらいのも共通してるし。
こういう話に対して、たまに「『女子』というのは大人の女性を差す正しい用法ですよ」なんて詭弁を耳にすることがあります。そんな国語的見地からの屁理屈には、「最近よく聞く『女子』が『大人の女性』という意味なのであれば、『大人女子』は『大人の大人の女性』となって重複してませんか?」と国語的見地から対処してあげるべきだな。女子が大人の女性を差すのであれば、わざわざ大人女子という言葉を作る必要は無かったわけで。目には目を、歯には歯を。屁理屈には屁理屈を返してあげましょう。
で、なんだっけ。発酵女子か。「発酵してそのまま消えて無くなればいいのに」とは思わないので書きませんが、基本的にはどうでもいいので好きにすればいいんじゃないでしょうか。
あっ、でも、例えばアラサーの女性であれば、文字通り「発酵女子」と言えるよね。発酵というか、よく言えば熟成されてるというか、ありていに言えば腐敗してるというか……。