2012年11月28日水曜日
「大丈夫?」
「大丈夫?」に対する適切な返答って何ですかね。あ、ケガしてから1か月が経つわけですが、各方面から聞かれてふと思ったので。
「いや、それがですね。頭を打った衝撃で頭蓋骨を骨折して危険な状態だったんですけど運良く一命をとりとめまして。今後3年は経過を観察する必要があるらしいですが、とりあえず今は元気なので大丈夫と言えるんじゃないでしょうか」と丁寧にありのままを説明するのが良いのだろうか。でも、相手はそこまで求めてない気がする。
例えば、「どう? 最近、忙しい?」には「いやあ、おかげさまでぼちぼちですよ~」と答えるのがあいさつの代わりになるわけで。「何をもって忙しいとするかは各人の価値観次第でありますが、仕事はスケジュールが詰まってて、プライベートな時間も思うように取れないんですよ。バタバタするだけで大して稼げてもないですし、貧乏暇なしってやつですかな! ハハハハハ!」などと長ったらしいマジレスされたらびっくりしませんか。それに近いものを感じてならない。
てなわけで、今後、「大丈夫?」に対しては「大丈夫!」と返答させていただきます。読者様におかれましてはご斟酌くださいますようお願い申し上げます。
それはそうと、昔から「大丈夫?」って問いかけには疑問を抱いてました。具合が悪そうな人に「大丈夫?」と声がけする時点で大丈夫じゃなさそうに見えて聞いてるんだから、正確には「大丈夫じゃないよね?」あるいは「大丈夫じゃなさそうに見えるけど大丈夫?」とすべきじゃないかという。
それは冗談としても、実際のところ、「『大丈夫?』と気遣ってる自分って優しいでしょアピールしてると思われたらどうしよう」という気恥ずかしさはある。例えるなら、コンパで率先してサラダを取り分ける女性みたいなもので、ここぞとばかりのアピールが透けると薄ら寒いじゃないですか。「うわ、お好みソースのやつ、『大丈夫?』と心配するフリしていい人アピールしてるよ」と思われたらと想像すると顔が真っ赤になりそう。
これに限らず、僕の判断基準は「こんなことして○○と思われたらどうしよう」が基本なのですが、冷静に考えると誰も何も思わないのであり、いわゆる「自意識過剰」という一言で片付く問題ではあります。頭を打った衝撃で治ってくれればよかったのに。残念でなりません。
ああ、朝から長々と書いてしまった。「もしかして暇なの?」と思われたらどうしよう。