2010年11月5日金曜日

自分の配偶者を「嫁」と言う男性が気持ち悪い

まあ、タイトルの通りなんですけども。この歳になると回りには既婚者が多いせいか、よく耳にするフレーズではあります。でも、「ウチの嫁」だの「俺の嫁」だの、聞くたびに寒くなるのはなぜなんだろう。うーん、嫁ねぇ……。

「『嫁』という字は『女』が『家』と書き、女性が家にいるべきという思想であって時代錯誤も甚だしい! これは差別です! きぃ~っ」と、フェミニストみたいに頭の悪い主張をするつもりはありません。ジェンダーの見地はどうでもよくて、生理的に受け付けないだけなんです。ああ、いったい何なんでしょう、この違和感の正体って……。

さらに気持ち悪いのは「嫁さん」とさん付けをする男性。よ、嫁さんて……。「ウチの嫁さんがさぁ」なんて言われると、なぜかこっちが恥ずかしくなって赤面してしまいます。あとは、「相方」も最近は市民権を得てきてますかね。これも「相方さん」とさん付けされたりもしますが、嫁と同じくいずれにしても気持ち悪い。別に、配偶者をどう呼ぼうが当人の勝手なんだろうけど、僕はどうしても嫌悪感を覚えてしまうなぁ……。

「じゃあ、お前はどう呼べば気持ち悪くないんだ」という突っ込みにお答えしますと、そうだな……普通に「妻」でいいんじゃないでしょうか。あるいは「奥さん」も無難ですかね。「奥さん」だと普通に受け入れられるのに「嫁さん」に鳥肌を立ててしまう理由はわかりません。本当に、何となくとしか言いようがない。

逆に、僕がもし結婚したとしたら、対外的には何て言おうかな、やっぱり「奥さん」か、あるいは「○○ちゃん」と名前で言うか。でも「○○ちゃん」とか言ってバカップルと思われたらいやだから、控えめに「妻」がいいかなぁ……。へりくだって「愚妻」もいいけど、話し言葉として一般的じゃないから、「ぐさい」とか言っても伝わらないおそれもあります。どうせへりくだるなら、今風に「夫をさせていただいておりますお方」と、許可を得て夫という立場におらせていただいている相手です……と謙虚なのもありか。でも長い! うう、悩むところだ。あああどうしよう! って、結婚できてから悩めよって感じですかそうですか。

しかし、こんなこと書いてると、結婚できない男の負け惜しみと思われそう。いや、間違いなくそうとられますね。「自分が独身なものだから、『嫁』と言ってる男性がうらやましいんでしょ?」あたりでしょうか。であれば、タイトルは「自分の配偶者を『嫁』と言う男性が気持ち悪い」ではなく、「自分の配偶者を『嫁』と言う男性が気持ち悪いとブログに書く男性が気持ち悪い」が適切だったのだろうか……。